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針の穴にロープを通すような奇跡のフライト ハドソン川の奇跡

 

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2016年 アメリ

あらすじ

 実話に基づいた作品。

 1月14日、ニューヨークのラガーディア空港を飛び立ったUSエアウェイズ1549便は、その直後バードストライク(鳥群との衝突)によって、両エンジンを失った。発地のラガーディア空港にも近隣のケターボロ空港にも辿り着くことができないと判断したパイロット歴42年のサリー・サレンバーガー機長は、なんとハドソン川への不時着水を決行した。

 乗客乗員全員の生存が絶望視されたが、機長の操縦テクニックにより機体は無事着水し、全員が生還した。サリー機長の活躍は大きく報じられ、一躍時の人となった。

 しかし、国家運輸安全委員会は別の見方をしていた。彼らは、コンピュータのシミュレーションによれば最寄りの空港への緊急着陸は十分可能であり、サレンバーガー機長の判断は誤っていたと考えていたのだ。サレンバーガー機長は当時の判断に自信を持っていたが、このままでは彼の判断ミスと結論づけられてしまうおそれがあった。もしそうなれば、パイロットの職を失うばかりでなく、これまで築いてきた信用も財産も失ってしまうことになるのだ。

 そして運命の公聴会の日がきた。エアバス社のシミュレーターを使って、最寄りの空港への緊急着陸が可能であったかシミュレーションが行われた。結果は「可能」。絶体絶命に思えたサリー機長だったが、彼は調査委員に向かって冷静に「真剣にやってほしい」と言い放った。会場がざわめき、彼の次の言葉を待った。

 

感想・コメント 

  咄嗟の判断を迫られることは人生で何回かある。その判断が正しかったかどうかは、結果で判断するしかない、というのが一般論だ。しかし「結果オーライ」で満足しない人々もいる。例えば、国家運輸安全委員会だ。選択されなかった残りの選択肢の方が正しかったのではという仮説を棄却することは難しい。時間を巻き戻して、何もかも同じ条件でやり直すことなどできないからだ。サレンバーガー機長にすれば、乗員乗客の命を守るための最善の判断をし、実際に守ったにもかかわらず、その判断に疑問を呈されるわけだから、憤懣やる方ないといった心境だっただろう。しかしこの作品では、一貫して冷静を保ち、淡々と事故調査に対応する様が描かれている。主人公を美化しているという見方もあるだろうが、私は監督のサリー・サレンバーガー氏への敬意を感じた。そして監督はクリント・イーストウッド。流石に間違いない作品に仕上がっている。是非鑑賞していただきたい。

  最後までお付き合いいただきありがとうございました。 

 AmazonPrime、dTVで鑑賞することができます!(本作品の配信情報は2021年1月10日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはホームページもしくはアプリをご確認ください。)

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