バスコのLIFE GOES ON!

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差別はなくならない、これまでもこれからも フルートベール駅で

 

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201年 アメリ

あらすじ

 実話ベースの話。

 2008年の大晦日。黒人の若者オスカーは2週間前に仕事をクビになったことをことをパートナーのソフィーナに打ち明けられないまま母親の誕生を祝うホームパーティーに向かった。彼はかつてヤクの売人だったが、刑務所暮らしを悔い、母親やソフィーナ、そして娘のタチアナのために真っ当な生き方をしたかった。職を失いくじけそうだったが、彼の更生への決意は固く、努めて人々に親切にふるまっていた。

 大晦日は将来への漠然とした不安を忘れさせてくれるつかのまの安らぎだった。ホームパーティーを終えた後、オスカーは仲間たちと市街地まで年越し花火を見に行った。彼は車で行くつもりだったが、飲酒運転を心配した母の助言に従い電車で行くことにした。年越しイベントを満喫した後、オスカーたちは帰りの電車に乗った。電車は興奮さめやらぬ人々で満員だった。そんな車中でオスカーはかつて敵対していた男に偶然会ってしまった。その男の挑発から逃れるよう、オスカーは仲間とともに次の停車駅~フルートベール駅~で下車した。その間、少しばかりの小競り合いがあっただけだったが、騒ぎを聞きつけた警官が駆けつけてきた。そして、オスカーたち黒人をホームに並んで座らせた。まるで犯罪者かのように。そして、一人の警官がはずみでオスカーを銃で撃ってしまった。救急搬送された彼の無事を願う母、ソフィーナ、そして仲間達が病院で彼の手術が終わるのを待ち続けた。果たして彼は助かるのか……。

 

感想・コメント 

 決して軌道に乗っていたわけではなかったが、更生を目指し穏やかな生活を送っていたオスカーが、故なく犯罪者扱いされた挙句に故なく銃で撃たれてしまう。それはただ彼が「黒人」だったからだと、全米で黒人差別に対する抗議運動のきっかけとなった事件の映像化。私たち日本人は他の人種と交わる機会が少ないので感じることはあまりないが、欧米に身をおけばマイノリティーであり、黒人と同様に差別される側となる(可能性が高い)。なので、こういった作品を観たときに同情するのではなく、我が身にも起こりうることと危機感を抱かなければならない。「差別があってはならない」「差別するべきではない」というのは相対的弱者の主張であって、優越的立場にある者にとっては「差別して何が悪い」というのが本音だ。そういった現実を直視しなければ、我が身を守ることはできない。

  最後までお付き合いいただきありがとうございました。