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2つの若き才能が遺した伝説 ディーン、君がいた瞬間

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2015年 カナダ・ドイツ・オーストラリア

 

あらすじ

 デニス・ストックは写真家としての成功を夢見ながら、今はロスで映画俳優の撮影の仕事に甘んじていた。映画監督のニコラス・レイのパーティーに顔を出したデニスは、そこでジェームス・ディーン(ジミー)に出会った。ジミーは初主演作となるエデンの東の撮影を終えたばかりのまだ無名の若手俳優だった。ジミーの醸し出すスター性を感じ取ったデニスは、ジミーの素顔を撮影しLIFE誌に売り込もうと思いついた。しかし彼の思惑に反し、LIFEはまだ無名のジミーの写真に興味を示さなかったし、何よりも被写体であるジミーが乗り気でなかった。

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 撮影できるかわからないまま、デニスはジミーを追って自腹でニューヨークまで行った。しかし、何度説得してもはぐらかすばかりのジミーに失望し、彼を諦めることにした。しかし、別れを告げるために待ち合わせたタイムズスクエアで、ジミーのポートレイトを数ショット撮影しているうちに、デニスは諦めきれなくなった。

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 ジミーのインディアナポリスの実家への帰省に同行したデニスは、そこでプライベートな時間を過ごすジミーの姿を撮影した。写真家として一刻も早く成功したいと気を逸らせるデニスと、何事にもマイペースなジミーとは意見が対立しがちだったが、それでも少しずつお互いを理解し合う仲になった。

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 とうとうエデンの東のニューヨークでのプレミア上映会の日が近づいてきた。デニスの撮影したジミーのポートレイトはLIFE誌に掲載され、彼は写真家として新たな一歩を踏み出すことができた。一方のジミーはプレミア上映会の日に会場に姿を現すことなく、独り機上の人となっていた。

 

感想・コメント

 実話に基づく作品。ジェームス・ディーンが伝説的スターとなる前日譚。

 ジェームス・ディーンの作品は観たことがない人でも、その姿はマリリン・モンローとともにアメリカの映画界のアイコンといってもいいくらい有名だし、彼を襲った悲劇もエルビス・プレスリーとともにアメリカで知らぬ者がいないくらい有名だ。

 この作品は、ロードムービーに分類されるものだが、そこに登場する主役2人の距離感が最後まで微妙で、お互いの人生が絡み合うことなく終わるので、いわゆる感動ものではない。ジェームス・ディーンの成功することを渇望せずに自分らしさを大切にするクールな生き方は、恵まれた家庭で育ったことも影響しており、全く別の境遇で育ち決して順調とは言えない人生を歩んできたデニスとは、お互い心から分かり合える存在にはなり得なかった。しかし分かり合えずとも、歴史に残る仕事ができた。プロフェッショナルとはそういったものだ、ということを教えてくれる作品だ。

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 ジェームス・ディーンを演じたデイン・デハーンの勇気には拍手を送りたい。

 

 最後までお付き合いいただきありがとうございました。 

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