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フランス人は洒落た人生を送っている?パルドン? ティエリー・トグルドーの憂鬱

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2015年 フランス

 

あらすじ

 長年勤めた工場をリストラされたティエリー・トグルドーは、何もかもが嫌になっていた。職業訓練センターの勧めでクレーンの免許を取ったが再就職の役に立たなかった。採用面接の練習をしたがことごとく不採用になった。生活費を工面するために海辺のトレーラーハウスを売却しようとしたが足元を見られて値切られた。それでも妻子を養うために投げやりになるわけにはいかなかった。

 なんとかスーパーの監視員の仕事にありついたが、生活に困って万引きする客や不正をする店員を非難する気になれなかった。少しでも魔がさせば、自分だって彼らと同じ側になるような気がしてならなかったからだ。仕事とはいえ、少しの不正も見逃さずに客や店員を取り締まることへの疑問を拭えないトグルドーがとった行動とは。

感想・コメント どの国でも中高年にとって厳しい時代だ。似たようなモチーフの作品としては「私はダニエル・ブレイク」があるが、本作の主人公トグルドーの社会との向き合い方はもう少し控えめだ。

 

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あらすじは短いが、リストラされた中高年の生活の虚しさがリアルに描かれた結果であり、決して中身がないというわけではない。「頑張って働いて真面目に生きてきたのに、なぜこのような罰を受けなければならないのか」そんな無念さが伝わってくる。彼の姿を見た若い世代の人々は「新しいことを学ぶ努力をしなかったからでは」、「プライドばかり高いからダメなんだ」などと批判するだろう。しかし、彼らもいつか歳をとり気付く日が来るだろう。努力やプライドとは関係なく、「老いた」だけで無価値だと扱われるようになってしまうことを。

 

 最後までお付き合いいただきありがとうございました。 

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