バスコのLIFE GOES ON!

人生は40代からが楽しい!そう思える生き方を目指しています。

「後先など考えずに勢いに身を任せる快感」を味わってみたくありませんか LIFE!

 

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2013年 アメリ

あらすじ

 ウォルターはグラフ雑誌「LIFE」のベテラン写真整理係だ。彼は同じ社にいるシェリルに密かに恋心を抱いていたが、時折言葉を交わすことが精一杯で告白する勇気などなかった。彼の生活は会社と家とを往復するだけの孤独で地味なものだった。

 そんなウォルターに大波が襲いかかってきた。ネットの普及とともに発行部数が低迷していたLIFE誌が、新しい経営陣によって直ちに廃刊されることになったのだ。落ち込む彼のところへ、ベテランカメラマンのショーンから贈り物が届いた。その中にはLIFE誌廃刊を悔やむメッセージとともにネガと財布が入っていた。ショーンによれば、そのネガの一コマがLIFE誌の最終号の表紙を飾る写真だと言うのだが、その肝心な一コマが欠けていた。ウォルターは新しく赴任してきた責任者から、そのネガを提出するよう命じられた。しかし、どこを探してもなぜかその一コマだけが無かった。

 ショーンに尋ねようにも、彼は年中世界を飛び回っていて電話も持っていないので尋ねようがない。ウォルターがシェリルに密かに打ち明けると、彼女が経理の同僚にショーンが指定したギャラの支払先を聞いてあげると請け合ってくれた。うまくいけば、ショーンの足取りが追えるはずだと。

 まもなくシェリルからショーンはグリーンランドにいるらしいとの情報が寄せられた。それを聞いたウォルターは自分でも意外な行動に出た。通勤カバンを手に職場を出ると、そのまま飛行機に飛び乗ったのだ。翌日、グリーンランドの地に降り立った彼は、彼が立ち寄ったとされるバーに向かった。そこが彼の大冒険の出発点だった。ネガのありかを尋ねるためだけにショーンの足跡を追い、遂にはヒマラヤ登山まで決行した。そしてショーンに会うことができたウォルターだったが、ネガのありかは意外な場所にあった。

 ネガはどこにあったのか。そして、LIFE誌の最終号の表紙を飾るにふさわしいとショーンが送った写真とは。

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感想・コメント 

 若かった頃、まだ遠い国だったアメリカの様々なシーンを見ることができるLIFE誌は、大きな書店の輸入雑誌コーナーに置かれていたお洒落な存在だった(日本にも「アサヒグラフ」等のグラフ誌があった)。過去の栄光だけでは存続できないのは宿命だと分かっていても、一時代を築いた雑誌が無くなってしまうのは寂しいものだ。銀塩写真など、カセットテープやフロッピーディスクと同じくらい最近の若者には全く縁がないだろうから、そもそもネガとは?という説明が必要な時代なのかもしれない。話自体は、自分の殻を突き破る中年男をユーモラスに描いたもので、地味になりがちな内容だ。しかし、そこはLIFE誌というブランドを利用して彩りを添えている辺りがうまいと思う。ただそれゆえに世代を選ぶのかも知れない。LIFE誌を知らない、中年の危機も知らない世代の観客には、どれだけこの作品を楽しめるのだろうか。
 あらすじではかなり端折っているが、いろいろな要素をうまく組み合わせた丁寧な話作りで私は楽しめた。

  最後までお付き合いいただきありがとうございました。 

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