HBO制作の傑作です。
カエサルからアウグストゥスまでの時代を、ローマ軍人ルキウス・ウォレヌスとティトゥス・プッロを中心に描いた超大作です。この2人、架空の人物だと思っていたら、Wikiによればガリア戦記に出てくるようです。ガリア戦記では2人はライバルだったようですが、このドラマでは上官下官の関係で描かれています。
物語はガリアで活躍して影響力を増すカエサルを危険視したポンペイウスが、カエサルを排除しようと画策するところから始まります。それに対してカエサルは、ローマに帰還するときにはルビコン川を渡る前に軍団を解散するという慣習を破り、武装したまま川を渡ります。このときの「賽は投げられた」は、今も使われる名台詞ですね。
カエサルとクレオパトラとの間にできた子供の父親が実は・・・というのは実話かどうかは分かりませんが、この子供が2人の人生に影響を与えることになります。
塩野七生の「ローマ人の物語」が好きな方には特におすすめです。
当時のローマの風俗が生々しく描かれており、その結果男女の営みシーンが多いので、大人向けです。
それにしても、撮影に8年かかったとか。日本でこれだけ壮大なドラマを製作することはできないでしょうね。
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